對馬有輝子 個展
「 花と女 」
4月のNY Coo ギャラリーは、對馬有輝子の個展「花と女」を開催いたします。
有輝子の描く女は、目に特徴があり、この女はどこか遠い世界を見ていて、涙を流しているものが多い。何故泣いているのか?それぞれの作品の涙の理由を聞いてみたくなる。女性だからこそ繊細なこだわりと感情があり、女性だからこそ感じられ、女性だからこそ傷ついたり悲しかったりもするが、このような心を痛めるものを浄化するために涙は必要なのだと有輝子は言う。そしてそこにはいつも花や昆虫などが存在する。
小さい頃から昆虫や花が大好きだった有輝子は、観察をしながらどんどん彼女の世界を膨らませていた。自然界に存在するすべての形が彼女の好奇心をくすぐった。花や昆虫を触ってみたい、そして語ってみたいという気持ちが描くことに発展してゆく。
両親とも数学の教師であり、厳格な環境で育った有輝子は、独自の空想的な世界感を作り始め、占いや霊感などに引かれるようになる。外界との人間関係に悩みながら、女性の顔を描きはじめた。時には、それは、自分の心の投影であり、自分の心の癒しでもあった。
イメージしたい作品のテーマを決め、数枚の花や昆虫のスケッチを用意して、有輝子の制作は始まる。丁寧に塗り重なった下地の上に鉛筆で書き込んでいく。この驚くべき緻密な描き込みを通して、そこに描かれてゆく女性にしっかりと向き合うことになり、個性的な作品へと仕上がってゆく。
今年完成した5枚の大作(1820×910mm)『彼岸花と女』『ブルーポピーと女』『桜と女』『チューリップと女』『花わらびと女T』を目の前に、もう直き花が咲こうとしているニューヨークで悲しいほど美しい「花と女」展を御覧ください。
NY Coo Gallery
Translation : Yoko Sugano
對馬有輝子(ニューヨーク初めての個展)
略歴
岡山県出生
2001 高知大学教育学部特別美術・工芸卒業
2003 岡山県立大学院ビジュアル専攻卒業
松浦一郎ステンドグラス工房助手
2005〜 岡山専門学校ビジネスカレッジ・ビューティモード講師
画歴
2008 東京ギャラリーFamous 10周年個展
2006 浜松ギャラリーACT BOX 個展
2004 倉敷市民美術館 10周年Individualists展
他、岡山、高知、東京、大阪、浜松など各地で個展
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The opening reception for Yukiko Tsushima Solo Exhibition "Flowers and Women" was held on the evening of Friday, April 4th.
The delicate beauty of Yukiko’s works makes the perfect prelude to the approaching flower season
Please visit our gallery and experience it yourself. The exhibition runs through April 19th (Sat).
The artist / top center
The scene from the opening reception / bottom left right
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