櫻子は1943年愛知県に生まれた。2歳の時に第2次世界大戦が終わり、新しい戦後という時代がはじまりました。この時期の日本経済はとても貧しかったが、大きな不安と期待の中からめまぐるしい発展へと変化している時代であった。櫻子も3人の子供を育てながら『生きる』ことが毎日の真剣勝負の日々だった。彼女の生活の中で多くの試練があったが絵の上手かった祖父の優しさ、学生時代絵画の授業の時に褒められた時の思い出が大きな支えになっていた。
35歳になった時独学で絵の勉強をはじめ、1983年第5回中日展入選をかわきりに、現代日本美術展、日本国際美術展など出展し、
50回を越える個展を開催してきた。森羅万象、世の中に存在するすべてのものは神秘に満ちている。櫻子は宇宙空間への憧れ、賞賛を表現し、櫻子自身も宇宙の中の「独りの絵描き」としての存在を確認している。そして白いキャンバスに向かった時に、神から授かったメッセージをワクワクしながら待ち、感謝をしながら丁寧に描いている。櫻子の1枚1枚の作品の中にその神秘が隠されている。
2011年の春にふさわしく、海外初の櫻子の個展はニューヨークの街で華やかに開催される。
是非ご高覧いただきたいと思います。
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--------- 展覧会の様子 ---------- |
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