ネックレスはガーナシリーズの次の展開として、アールデコシリーズを展示します。骨董はさらに品を増やし、使って楽しむアートとして展覧会に是非お越しください。
Crafts(アール・デコ・シリーズ)
日本語で「TOPPI (突飛)」とは「型破り」、「奇抜な」、「並外れて」、「突拍子もない」、「風変わりな」を意味し、この言葉が表す反骨的かつ自由な精神が新ラインのアクセサリーのインスピレーションとなっています。TOPPI アクセサリーは、新・旧、半貴石・粗石、美・醜(何が美しくて何が醜いかは誰が決めるのやら)、派手・質素の異なる性質のビーズを取り合わせて、美術史や文化表現をコンセプトにした新しいスタイルを作り出しています。
マンハッタンのミッドタウンを歩き回っているとロクフェラー・センター、エンパイア・ステート・ビル、クライスラー・ビル、ウォルドーフ・アストリア・ホテルなど、アール・デコを象徴する建築が目に止ります。その目を見張る幾何学的なモチーフ、左右対称の奇抜なデザインは 1920〜1930年代の壮観で贅沢なハリウッド映画を思い浮かべさせてくれます。でも、その豪華絢爛で緻密な構成の中に、私はいつも、ある種の気まぐれな、突飛なものを感じてしまいます。
今回のアール・デコ・シリーズでは、二人の友達が私のミューズ(創造の女神)になりました。一人はアーチスト/デザイナーで彼女のとっておき、秘密のヴィンテージ・アクセサリー・コレクションを見せてくれました。幾つか使えなくなったものを何とかできないかと相談され、イブニングドレスを着なくても身につけられるネックレスができないものか、と考えました。もう一人の友人からは、彼女が折り鶴を飾るのに使ったという様々な色のチェコ製クリスタルのサンプルをもらったことがきっかけで、幾何学的な形の水晶や瑪瑙、自然現象が生み出す奇跡の模様に出会い、このシリーズのインスピレーションを得ました。ギャラリーや美術館、アンティーク・ストアにはよく足を運んでいますが、何よりも、蚤の市、古道具屋、サルベーション・アーミー、そして路上から様々なヒントを得ています。
ビーズ細工は、絵を描くときと同じように、色や線や手触りを組み合わせて、身につけるイメージを思い描かくことができます。そして絵画同様に、表現が微妙に異なります。特に古いビーズは手に入れられるものが限られていますので、その時々の偶然の出会いから作品が出来上がっています。 TOPPI (突飛) NYC - sumi nakazato -
Antiques(骨董)
今回は、明治時代の掛け軸、磁製皿、塗り物のお椀やお重、金工、木製の色々な種類のお盆やアンティークの作品を展示販売いたします。
18世紀の柿右衛門窯のぐいのみの透き通るような繊細な白の地に絵付けされた色鮮やかな模様や、唐津焼で名高い中里太郎右衛門窯の向付(皿)、銀チロリ(熱燗でも冷や酒でも)も揃えました。この機会にアンティークの食器やお盆を日常生活に取り入れ、時代を超えて豊か で大切な時をお楽しみください。
掛け軸は、「最後の浮世絵師」と呼ばれる明治時代の、小林清親(1847〜1915)の作品です。小林清親は、光と影のうつろいを情感豊かに
描いた「光線画」と呼ばれる風景画で一躍有名になりましたが、明治14年(1881)以降、光線画の制作を取りやめ、「ポンチ絵」と呼風刺画を積極的に描くようになります。庶民たちの暮らしの一場面を面白おかしく描いた表現は、現代の漫画に通じています。 - Ryo Iida - Asian Art
Paintings(絵画)
同時開催絵画展覧会:中里斉、中根和美、渡辺啓子と一緒にお楽しみください。
NY Coo Gallery
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