An Exhibition of 6 Modern Japanese Ceramic Artists 現代日本陶芸家展覧会「和モダン」
12月の展覧会は現代陶器作家6人のグループ展覧会です。この6人の陶芸家は、年齢も陶芸歴もそれぞれに違う、「和モダン」をテーマに集まった個性豊かな陶芸家達です。
この展覧会を企画した『クラフトギャラリー集』は、京都御所の近くにあるギャラリー&ショップで、100人もの工芸作家の作品を常に常設展示販売をしています。現代生活の中で使わる品々は「使い手」のこだわりに依存されますが、その品々を制作する「作り手」の芸術的こだわりをしっかり伝えることを大切にしたいと、オーナーの内田克巳は今回のNY展覧会を企画しました。
<本田亜希子 Akiko Honda>は、百合のように華やかで印象的でありたいとろくろでの形成を中心し、「和モダン」をテーマに化粧土を掻き落とす方法で花や書を器に表現して制作する若手作家。
<大島素顔 Sugao Oshima>は、京都芸術短期大学造形芸術学科ビジュアルデザインコース卒業後、沖縄滞在中に陶芸に見せられ陶芸家となる。焼き上げた陶器の上から15〜20回、色漆(赤色や緑色)を重ねて塗る技法で作陶しています。自然の恵みである天然素材を大胆に調和させるのを得意とする。
<嵯峨根辰夫 Tatsuo Sagane>現在は京都北部の山里に独自の窯を持ち、自然の中でお茶、小麦、そばを作ったり、夏は藍染めをして自給自足を満喫し、自然をこよなく愛している。1000坪の工房に穴窯をつくり薪で焼成して作陶しています。
(wood-fired kiln)
<杉本太郎 Taro Sugimoto>は、京都精華大学美術学部造形学科陶芸専攻卒業後、多数の個展グループ展を開催、多くの受賞歴を持ち、勢力的な活動を続けている。 京都の若手作家のなかでも注目されている一人です。
<吉田絵美 Emi Yoshida>は、東京藝術大学修士過程陶芸専攻卒業したばかりの若手作家であるが、在学中にアナドール大学(Turkey)、テグ大学(韓国)、Queretaro Museum(Mexico)等に出品寄贈をし、これからの活動がたのしみな作家です。
<日夏蓮太郎 Rentaro Hinatsu>は、東京大学大学院経済学研究科中退、青山学院大学大学院国際経営学修士、早稲田大学商学部卒後長年にわたり国際金融の世界に身を置いていた。映画監督であった祖父・日夏英太郎の影響であろうか、独自のダイナミックなスタイルで作陶を続けている。
NYの街でこの日本で活躍する素晴らしい6人の作品と作家に会えるこの機会を、是非お見逃しなく。
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