新年オープン1周年記念特別企画
『京都彩り展―伝統華麗色変化』
(Colors of Kyoto - Tradition and Flamboyance in Various Shades)

海外でイメージされる象徴的な日本は、京都がそのモチーフになっていることも稀ではありません。ところが、京都に焦点を合わせた展覧会は意外と少なく、数年に一度、有名美術館や文化交流施設などで国宝級仏像、着物、陶器といった“文化的遺産”を展示して開催されます。そんなことから、米国での京都に対する一般的な認識は、観念的で明確さに欠け、日本イコール京都、京都イコール日本と、そこに大きな区別はありません。

『京都彩り展―伝統華麗色変化』では、現代の京都を代表する二人の作家の作品を通して、伝統を維持しつつ、時代に合わせ様々な彩りを見せる古都の美に焦点を当てました。

歴史ある京表具の落ち着きと現代アートの抽象美の融合を試みる藤波晃氏、伝統の技術を次世代に継承する能面師田中雄峯氏の作品。それぞれが京都独特の美意識、感性を基盤に、今日のワールド・アートシーンに通用する洗練性とインパクトをもって、見る側に迫ってきます。

「古都の伝統と今日」を明日に伝えるNY Cooギャラリーの『京都彩り展―伝統華麗色変化』。そこに息づく新しい日本美の世界をご堪能ください。

NYCoo Gallery