時間は午後2時から4時まで、参加者はいままで彫刻を作った経験がないので、絵画平面作品と彫刻の違いの説明からはじめた。絵画では絵の具と紙、キャンバスが用意されればすぐ始めることがそのように出来ない彫刻は、まずは材料との格闘に時間が取られてしまうのです。
普段見慣れている野菜を彫刻の材料として見ること、彫刻を考える事から全員がはじめた。野菜は切る、繋ぐことがやさしさしいので全員が技術からとらわれず制作を進める事が出来た。もちろん野菜は時間がたてば萎びたり乾いたりするので作品としてそのまま保存はできないのですが、その分、自由に創作が出来ました。
写真写りもいい作品もあるし実物でないと迫力がわかりにくい作品もあるが私は見ていて、それぞれが自分の思う彫刻というものを見せてくれて楽しかった。
[参加者の意見]
「普段の自分の作品から離れて対象を観察でき,また制作したものが保存出来ない事がかえって残す作品をつくるという事から離れて非常にフレッシュな気分で楽しめた。」
参加者からまたこのつづきをとの希望をよせられ彫刻セミナー第2回を計画したいと思います。
この企画は2005年度のセミナーコッミティー松窪さんの協力によるものでした。
下次正一
|